医療行政なるほど塾
薬機法等改正案を国会に提出 零売原則禁止、濫用リスク対策など盛り込む
「社会保険旬報」編集部
pp.96-97
発行日 2025年4月20日
Published Date 2025/4/20
DOI https://doi.org/10.32181/jna.0000002044
- 販売していません
- 文献概要
政府は2月12日、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(薬機法)等改正法案」を閣議決定し、国会に提出。医薬品・医療機器の新たな規制の大枠を示しました。法案が成立すれば、早ければ2025年秋から段階的に施行される見込みです。改正法案は、厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会(福井次矢部会長)の1月10日の議論のとりまとめを受けたもので、主な改正事項として、①処方箋なしでの医療用医薬品の販売(いわゆる零売)の原則禁止、②濫用リスクがある医薬品の販売方法の厳格化、③都道府県知事が薬局機能を認定する制度に健康増進支援薬局を追加、④後発医薬品安定供給確保および革新的新薬実用化のための基金の創設などがあります。
© Japanese Nursing Association Publishing Company ALL right reserved.