日本訪問看護財団からのお知らせ
2040年に向けた訪問看護のビジョン~地域での暮らしを支えるために~
平原 優美
1
1日本訪問看護財団 常務理事
pp.72-73
発行日 2025年9月5日
Published Date 2025/9/5
DOI https://doi.org/10.32181/cc.0000001692
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- 文献概要
◉「訪問看護アクションプラン2025」策定以降の社会の変化
訪問看護推進連携会議*1が2014年に策定した「訪問看護アクションプラン2025」は、10年以上の間、訪問看護等の在宅ケアにとって指針の役割を果たしてきました。一方、近年は少子高齢化がさらに進展し、在宅療養者や医療ニーズの高い利用者が急増。重度の障害のある小児や精神障がい児者、あるいは認知症や終末期といった多様な状態の人が在宅で療養しており、医療・介護・福祉サービスの一体的な提供が求められています。また、単身世帯や高齢者のみの世帯の増加といった家族介護基盤の脆弱化などもあり、社会は複雑化しています。
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