特集 自信がもてる! 血管へのアプローチ―採血と静脈路確保
(Chapter 02)静脈採血
(Section 02)状況別の採血 1)小児の採血
三井 清誉
1
1東京臨海病院 小児科
pp.1388-1391
発行日 2024年12月25日
Published Date 2024/12/25
DOI https://doi.org/10.32118/mt52131388
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✔成人の採血とは異なり,小児の採血には特殊性があるため,患児の背景を考慮する必要がある.そのため,小児の採血はおもに医師が施行するが,特殊性が薄れる小学生以降は臨床検査室で施行することもある.
✔小児の特殊性として,① 自制が効かず予測不能の動きをする,② 採血部位として選択される血管が成人より細い,③ 循環血液量が少ないため採血量に配慮を要する,④ 小児のなかでも年齢に幅があり,各年齢層で方法を変える必要がある,⑤ 採血が心的外傷となることがある,ことがあげられる.
✔新生児を含めた小児の採血法には,動脈採血,静脈採血,足底採血がある.
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