臨床研究
ゲーム形式を用いた医学生のリハビリテーション科臨床実習
山口 朋子
1
,
中積 智
,
八幡 徹太郎
,
染矢 富士子
,
林 克洋
,
土屋 弘行
1金沢大学附属病院 整形外科・リハビリテーション科
キーワード:
医学生
,
カリキュラム
,
教育手法
,
リハビリテーション
,
チーム医療
,
医学大学教育
,
教育自己評価
,
病院リハビリテーション科
,
リスクマネジメント
,
臨床・臨地実習
,
国際生活機能分類
,
リハビリテーション医
Keyword:
Teaching
,
Curriculum
,
Education, Medical, Undergraduate
,
Patient Care Team
,
Physical Therapy Department, Hospital
,
Physiatrists
,
Rehabilitation
,
Risk Management
,
Students, Medical
,
Self-Evaluation Programs
,
International Classification of Functioning, Disability and Health
pp.408-412
発行日 2023年4月15日
Published Date 2023/4/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2023155056
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目的◆ゲーム形式の臨床実習が医学生のリハビリテーション医学に関する理解を向上させるか検討した.対象と方法◆リハビリテーション科の対面式実習に参加した医学部5年生74名に対し,カードを用いたデモンストレーションゲームを行った.背景因子としてリハビリテーション医療にかかわった経験の有無を調査した.習得すべき知識として(1)多職種の業務内容,(2)ICFに基づく障害分類,(3)治療実施時のリスク管理について,主観的な理解度を実習前後に聞き取った.結果◆これまでなんらかの経験があるものでは(1),(2)に関する実習前理解度が有意に高く,(3)は有意差がなかった.実習後には(1)~(3)のすべての項目で理解度が有意に向上した.考察◆ゲーム形式の臨床実習は医学生のリハビリテーション医学に関する理解を深めるために役立つ可能性がある.
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