新型コロナウイルス感染症とリハビリテーション医療
COVID-19患者に対する地域におけるリハビリテーション医療の取り組み
元木 由美
1
1博愛記念病院
キーワード:
運動療法
,
日常生活活動
,
リハビリテーション
,
握力
,
呼吸理学療法
,
廃用症候群
,
患者アウトカム評価
,
歩行テスト
,
Mini-Mental State
,
COVID-19
,
機能的自立度評価法
,
回復期リハビリテーション病院
,
筋量
Keyword:
Mental Status and Dementia Tests
,
Hand Strength
,
Exercise Therapy
,
Walk Test
,
COVID-19
,
Activities of Daily Living
,
Rehabilitation
,
Patient Outcome Assessment
pp.1184-1187
発行日 2022年11月15日
Published Date 2022/11/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2023027190
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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後に廃用症候群と診断され当院回復期リハビリテーション病棟へ入院した患者122名(女性75名、男性47名、24~101歳[中央値83.5歳])を対象に、「早期在宅復帰」を目標に早期より積極的に廃用リハビリテーションを実施し、その効果を、FIM(Functional Independence Measure)運動項目・認知項目、MMSE(Mini Mental State Examination)など身体機能・認知機能に関する8つの評価項目の入院時と退院時の比較から検討した。その結果、身体機能・認知機能については、すべての評価項目において有意に改善したほか、酸素吸入やインスリン治療など入院時に行われていた治療の中止にもつながった。また、アウトカム指標となる実績指数も施設基準における基準値を大きく上回った。
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