リハビリテーションと薬剤
リハビリテーションでよく遭遇する症状・症候と薬剤 食欲低下
藤原 大
1
1宮城厚生協会坂総合病院
キーワード:
抗精神病剤
,
嚥下障害
,
悪心
,
Cholinergic Antagonists
,
消化性潰瘍
,
食欲不振
,
認知症
,
味覚障害
,
リハビリテーション
,
抗認知症剤
,
薬物治療管理
,
国際生活機能分類
,
休薬
Keyword:
Deglutition Disorders
,
Dementia
,
Nootropic Agents
,
Cholinergic Antagonists
,
Anorexia
,
Nausea
,
Peptic Ulcer
,
Treatment Interruption
,
Antipsychotic Agents
,
Rehabilitation
,
Taste Disorders
,
Medication Therapy Management
,
International Classification of Functioning, Disability and Health
pp.75-79
発行日 2022年1月15日
Published Date 2022/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/J02606.2022072786
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<Points>●食欲低下は、低栄養、サルコペニア、フレイルに陥るリスクを高め、QOLも著しく低下させる。●食欲低下の原因は多岐にわたるため、ICFに基づいた全人的評価のうえで原因を探り対応することが重要である。●薬剤起因性食欲低下かどうかを判断するため、(1)口腔/嚥下問題、(2)消化器系異常、(3)食物認知、(4)精神・神経、(5)耐久性/持続性という5つのポイントで評価する。●原因となる可能性のある薬剤についても、この5つのポイントに基づいて検討する。●薬剤起因性食欲低下が疑われる場合には休薬等を考慮するが、休薬が難しい場合には「薬剤からみたリハ」の視点で多面的に対応する。
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