特集 超音波検査の「描出不良」解決テクニック
腹部領域 肝臓
林 健太郎
1
1藤枝市立総合病院 超音波科
キーワード:
ゲル
,
肝臓疾患
,
呼吸
,
姿勢
,
脂肪肝
,
超音波診断
,
専門職間人間関係
,
観察者による差
,
臨床能力
,
超音波プローブ
,
周波数
Keyword:
Ultrasonography
,
Observer Variation
,
Fatty Liver
,
Clinical Competence
,
Gels
,
Liver Diseases
,
Posture
,
Interprofessional Relations
,
Respiration
pp.994-999
発行日 2023年10月15日
Published Date 2023/10/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2024030477
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日々の検査で,肝臓の観察に難渋する場面は少なくない.この時の具体的な対策・工夫としては,体位変換,さまざまな呼吸法,エコーゼリーの調整,プローブの走査・選択,検査条件の設定・変更,再検査をいとわないこと,術者の交代,検査の断念,などがある.患者の検査条件は「千差万別」である.超音波検査では他の検査以上に,この「千差万別」に合わせてさまざまな対策・工夫を駆使して,その患者に適した条件で検査を行う必要がある.
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