特集 心エコー図検査アップデート-ガイドライン+α
心機能評価項目の活用法 左室拡張機能評価
平川 大悟
1
1土佐市立土佐市民病院 検査室
キーワード:
一回拍出量
,
コンピュータ支援画像診断
,
心エコー図
,
Doppler心エコー図
,
肺高血圧症
,
病歴聴取
,
アルゴリズム
,
基準値
,
左心室機能障害
,
重症度指標
,
心室圧
,
心不全-拡張期
,
歪み
Keyword:
Echocardiography, Doppler
,
Ventricular Pressure
,
Ventricular Dysfunction, Left
,
Echocardiography
,
Algorithms
,
Medical History Taking
,
Reference Values
,
Hypertension, Pulmonary
,
Image Interpretation, Computer-Assisted
,
Severity of Illness Index
,
Stroke Volume
,
Heart Failure, Diastolic
pp.20-28
発行日 2023年1月15日
Published Date 2023/1/15
DOI https://doi.org/10.32118/J01436.2023076839
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心エコー図検査における左室拡張機能評価は間接的評価であり,ガイドラインではおもに左室流入血流速波形を用い,その他の指標を加えることで,より詳細に拡張機能を評価している.しかし,日常臨床ではガイドライン通りにいかず,評価に難渋する症例も少なくない.このため,患者の状態や負荷条件による変化,さまざまな疾患・病態を把握したうえで検査に臨むことが重要となる.本稿では,左室拡張機能指標のポイントや推奨アルゴリズムの有用性と限界について,ガイドラインをもとに概説する.
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