Japanese
English
特集 皮下硬結を呈する皮膚病
治療
当科で切除した石灰化上皮腫の臨床と病理組織学的所見の検討
A study of clinical and histopathological findings in pilomatricomas
三井田 博
1
Hiroshi Miida
1
1新潟県立新発田病院皮膚科
1Department of Dermatology, Niigata Prefectural Shibata Hospital
キーワード:
石灰化上皮腫
,
毛母腫
,
臨床所見
,
病理組織学的所見
Keyword:
石灰化上皮腫
,
毛母腫
,
臨床所見
,
病理組織学的所見
pp.1050-1054
発行日 2022年12月1日
Published Date 2022/12/1
DOI https://doi.org/10.24733/pd.0000003091
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●石灰化上皮腫(毛母腫)は若年者に多いが中高年まで幅広い年齢層でみられる.
●臨床上,紅色や常色のことが多いが,黄色や淡青色のものなど,さまざまな色調を呈する.
●病理組織学的所見上,陰影細胞や好塩基性細胞を有することが特徴であるが,石灰化,骨化などの所見もみられる.
●病理組織学的所見上,病変が真皮に存在する場合や真皮内の間質に炎症をきたした場合に紅色を呈する傾向があった.
●紅色,常色の腫瘍をみた場合には本症を鑑別にあげるべきである.
(「ポイント」より)
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