総説
帯状疱疹関連痛の薬物療法の理解と管理
山口 重樹
1
1獨協医科大学 医学部麻酔科学講座
キーワード:
Acetaminophen
,
Amitriptyline
,
Nortriptylin
,
Tramadol
,
帯状疱疹
,
Duloxetine
,
Gabapentin
,
関連痛
,
帯状疱疹後神経痛
,
病態生理
Keyword:
Duloxetine Hydrochloride
,
Amitriptyline
,
Acetaminophen
,
Herpes Zoster
,
Nortriptyline
,
Tramadol
,
Neuralgia, Postherpetic
,
Pain, Referred
,
Gabapentin
pp.348-355
発行日 2017年4月1日
Published Date 2017/4/1
DOI https://doi.org/10.24733/J01268.2017188320
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帯状疱疹関連痛(ZAP)は、発症時には侵害受容性の要素が中心であったものが、時間の経過とともに神経障害性の要素へと変化し、痛みが複雑かつ重症化してゆく特徴がある。侵害受容性の痛みにはアセトアミノフェンを、神経障害性の痛みには抗鬱薬や抗痙攣薬を適切に使い、必要に応じてトラマドール製剤の使用を考慮する。ZAPの病態、薬物療法の概要、非オピオイド鎮痛薬、鎮痛補助薬、トラマドールについて概説した。
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