特集 この1冊でわかる! 健診とワクチン update 2025
妊婦母体のワクチン
妊婦の感染予防とワクチン投与
三浦 清徳
1
MIURA Kiyonori
1
1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科産科婦人科学分野
pp.1457-1461
発行日 2025年12月10日
Published Date 2025/12/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002388
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はじめに
新生児は免疫機能が未成熟であり,感染症は新生児死亡や入院の主要因である1)。妊娠中のワクチン接種は,母体自身の感染・重症化を防ぎ,さらに胎盤移行抗体を介して出生直後の新生児を保護するという2つの役割を担う。この「母子免疫」は,百日咳・インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)・RSウイルス(RSV)などの重症化リスクの高い感染症に対して特に重要である。移行抗体は出生後2〜6か月にわたり乳児を守ることが明らかであり2),周産期医療において妊娠中のワクチン接種は重要である。

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