増刊号 周産期診療のための病態生理
[産科編]
胎児発育の異常
巨大児発症のメカニズムはどこまでわかっているか
安日 一郎
1
YASUHI Ichiro
1
1国立病院機構長崎医療センター産婦人科
キーワード:
巨大児
,
糖尿病合併妊娠
,
Pedersen仮説
,
インスリン抵抗性
Keyword:
巨大児
,
糖尿病合併妊娠
,
Pedersen仮説
,
インスリン抵抗性
pp.194-197
発行日 2023年12月28日
Published Date 2023/12/28
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000001273
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巨大児とは
巨大児(macrosomia)は,出生体重が4,000gあるいは4,500g以上の児とされるが明確な定義はなく,日本では在胎週数を問わず4,000g以上を巨大児としている。一方,在胎週数を考慮した出生児の過剰発育(heavy-for-dateあるいはlarge-for-gestational age)も,巨大児と同様の概念として取り扱われている。
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