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特集 腎移植:知っておくべき最新の話題
総論:腎移植の動向
献腎移植(成人)の動向と治療成績
Trends and treatment outcomes of deceased-donor kidney transplantation
丸山 通広
1
,
森下 弘基
1
,
牧山 展士
1
,
松原 久裕
1
MARUYAMA Michihiro
1
,
MORISHITA Hiroki
1
,
MAKIYAMA Tenshi
1
,
MATSUBARA Hisahiro
1
1千葉大学大学院医学研究院先端応用外科学
キーワード:
献腎移植
,
臓器提供数
,
COVID-19パンデミック
,
脳死肝腎同時移植
Keyword:
献腎移植
,
臓器提供数
,
COVID-19パンデミック
,
脳死肝腎同時移植
pp.147-151
発行日 2024年8月25日
Published Date 2024/8/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001414
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はじめに
わが国において腎移植が末期腎不全の根治治療として最初に実施されたのは1964年3月27日とされ,60年が経過した。その間,免疫抑制薬の進歩や組織適合性検査の進歩にて腎移植成績は飛躍的に向上し,腎不全治療の根本治療として確立されている。しかしながら,今でも腎移植医療における最大の問題はドナー不足である。臓器提供数は腎移植を希望する末期腎不全患者数に比べ大変少ない。提供を希望する家族がいれば生体腎移植も可能であるが,そのような家族がいない患者は献腎移植を待つこととなる。本稿では,わが国における献腎移植の動向と治療成績,最近のトピックにつき論じる。
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