特集 夜尿症
夜尿症の治療を開始する際の準備 検査 非単一症候性夜尿症の画像診断
丸山 哲史
1
,
林 祐太郎
,
水野 健太郎
,
西尾 英紀
,
加藤 大貴
1名古屋市立東部医療センター 泌尿器科
キーワード:
MRI
,
超音波診断
,
腎盂
,
排尿
,
腹部X線診断
,
レノグラフィー
,
夜間遺尿症
,
膀胱造影
,
腹部CT
Keyword:
Magnetic Resonance Imaging
,
Ultrasonography
,
Kidney Pelvis
,
Cystography
,
Radioisotope Renography
,
Urination
,
Radiography, Abdominal
,
Nocturnal Enuresis
pp.1607-1615
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021041087
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<Key Points>(1)単一症候性夜尿症では画像診断は必須ではなく、治療抵抗性の症例に施行する。(2)非単一症候性夜尿症では下部尿路機能障害や器質的疾患の存在を疑って画像診断を考慮する。(3)ファーストラインの検査として超音波検査が適している。(4)腹部単純XPで腹部および骨の全体像を評価する。(5)排尿時膀胱尿道造影はカテーテル操作を要するが、下部尿路の異常を明らかにするために有益な検査である。(6)脊髄病変の存在が疑われた場合にはMRIを施行する。
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