特集 夜尿症
夜尿症の併存症 便秘症
平野 大志
1
1東京慈恵会医科大学 小児科学講座
キーワード:
便秘
,
共存疾患
,
夜間遺尿症
,
病態生理
Keyword:
Constipation
,
Comorbidity
,
Nocturnal Enuresis
pp.1587-1589
発行日 2020年11月1日
Published Date 2020/11/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2021041082
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<Key Points>(1)夜尿症患児における便秘症の合併率は健常児と比較して高率である。(2)便秘症の治療のみで夜尿症が改善する場合もあるため、初診時から積極的に便秘症の有無を検索する。(3)保護者は患児の排便状況を詳細には把握できておらず、過小評価している傾向にあるため、医師側からの積極的な問診が便秘症の診断には必須である。(4)便秘症の治療は患者、保護者との良好な関係をもってこそ成り立つため、十分な病態の理解、および治療に対する説明が必要である。
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