特集 遺伝情報と遺伝カウンセリング
難しく考えすぎない遺伝カウンセリング
川目 裕
1
1東京慈恵会医科大学附属病院 遺伝診療部
キーワード:
遺伝相談
Keyword:
Genetic Counseling
pp.1010-1016
発行日 2020年8月1日
Published Date 2020/8/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020362512
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<Key Points>(1)遺伝カウンセリングは、情報提供と心理社会的援助がカップリングされたコミュニケーションのプロセスである。(2)心理カウンセリングとも異なり、また、単なる医学情報の説明でもない。(3)遺伝カウンセリングを進めるためには、導入のためのアイスブレイク、ノンバーバルコミュニケーション、ナラティブへの理解が大切である。(4)クライエント中心療法とカウンセラーの3条件は、遺伝カウンセリングの理解とその実施に有用である。
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