特集 不登校
不登校児の現実 分離不安
田中 恭子
1
1国立成育医療研究センター こころの診療部児童・思春期リエゾン診療科
キーワード:
危険因子
,
小児の行動
,
精神療法
,
分離不安
,
DSM
,
不登校
,
半構成的面接
,
症状評価
Keyword:
Anxiety, Separation
,
Child Behavior
,
Phobic Disorders
,
Risk Factors
,
Psychotherapy
,
Symptom Assessment
,
Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders
pp.801-803
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020280410
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<Key Points>(1)分離不安とは、愛着をもっている人物からの分離に対する、発達的に不適切で、過剰な恐怖または不安である。(2)分離不安を強める要素として、親が安心できる対象ではなくなり安全基地ではなくなっている(自分が愛されているかどうかの不安)、自己感覚の安定を失いつつあるために親のいない世界で安心できない、うまく甘えられないために不安が増強している、などがある。
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