特集 母子感染症の必修知識-エキスパートに学び予防につなげる
各病原体の母子管理 最新の疫学情報を含めて 単純ヘルペスウイルス 新生児ヘルペス感染症の管理
河村 吉紀
1
,
吉川 哲史
1藤田医科大学 医学部小児科学
キーワード:
Aciclovir
,
新生児疾患
,
単純ヘルペス
,
感染症垂直伝播
Keyword:
Herpes Simplex
,
Infant, Newborn, Diseases
,
Infectious Disease Transmission, Vertical
,
Acyclovir
pp.127-130
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020121002
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
<Key Points>(1)新生児ヘルペスは特異的症状に乏しい場合もあるが予後改善のため早期治療が重要である。(2)疑った場合はACV治療を開始しながら、ウイルス学的検査を含む検査を進める。(3)急性期治療は病型によらずアシクロビル(ACV)の静注が第一選択である。(4)ACV静注治療後、6ヵ月の経口ACVにより神経発達の予後改善や、皮膚病変再燃の予防が期待できる。
Copyright© 2020 tokyo-igakusha.co.jp. All rights reserved.