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特集 感染性心内膜炎のマネジメント・最新の動向
6.感染性心内膜炎の内科的治療
Antimicrobial treatment of infective endocarditis
光武耕太郎
1
Mitsutake Kotaro
1
1埼玉医科大学国際医療センター感染症科・感染制御科 教授
キーワード:
感染性心内膜炎
,
Viridans group streptococci
,
ブドウ球菌
Keyword:
感染性心内膜炎
,
Viridans group streptococci
,
ブドウ球菌
pp.252-259
発行日 2018年1月25日
Published Date 2018/1/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201802252
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感染性心内膜炎の治療においては,原因菌に対して活性を有する薬剤を十分量,推奨される期間投与する。適応があれば外科的治療が優先的に行われる。おもな原因菌は,viridans group streptococci(VGS)とブドウ球菌属,腸球菌である。国内でもブドウ球菌は増加傾向にあり,依然として高い死亡率と関連している。感染性心内膜炎の診療において,心臓内科医や心臓外科医のみならず,感染症医や薬剤師の果たす役割は小さくなく,多職種の連携によってよりよい治療成績につながる。