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特集 感染症インテリジェンス -世界と日本の感染症情報を活用する-
総論 5.診療・対策で活かす感染症情報
Incorporating epidemiological data into clinical practice
堀成美
1
Hori Narumi
1
1国立国際医療研究センター国際感染症対策室
キーワード:
アウトブレイク
,
危機管理
,
マニュアル
,
コミュニケーション
,
アルゴリズム
Keyword:
アウトブレイク
,
危機管理
,
マニュアル
,
コミュニケーション
,
アルゴリズム
pp.62-66
発行日 2017年8月25日
Published Date 2017/8/25
DOI https://doi.org/10.20837/2201709062
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感染症の診療・対策担当者・責任者にとっては,巷にあふれる情報の中から「業務に必要な情報」を選択し,特定の対象と共有をすることが日々の課題のひとつである。共有も,「流行している」ニュースの転送だけではコミュニケーションとして不十分であり,伝える目的を明示する必要がある。初期評価として提案したアクションは,事後の評価による修正を加えつつ,責任者が終了の指示を出すまで継続させる必要がある。関係者の協力を得るためには,元となる情報の信頼性,対策の妥当性,介入効果や課題の共有,協力への感謝等,丁寧はコミュニケーションが重要である。