第 I 部 新薬創出に向けたプラットフォーム構築
1.データベース ~がん創薬を中心に~
土原一哉
1
1国立がん研究センター先端医療開発センターゲノムTR 分野長
pp.217-224
発行日 2017年1月31日
Published Date 2017/1/31
DOI https://doi.org/10.20837/1201713217
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分子標的薬が薬物療法の主役となり,新薬開発のプロセスも変容している。標的分子の決定,ヒット化合物の探索,リード化合物の最適化,希少フラクションを対象とした新薬の治験,承認申請の効率化など,創薬のあらゆる局面でデータベースの利用が求められている。本稿では,がん創薬を中心に,国内での整備状況と今後の課題,特にオープンサイエンスに向けた取り組みを紹介する。