連載 薬剤師が知っておくべき臓器別画像解析の基礎知識(31)
6.腎臓分野 1)水腎症の画像診断
後藤紫
1
,
吉村宣彦
2
,
西山勉
4
,
青山英史
3
1新潟大学大学院医歯学総合研究科腫瘍放射線医学分野
2新潟大学大学院医歯学総合研究科腫瘍放射線医学分野 准教授
3新潟大学大学院医歯学総合研究科腫瘍放射線医学分野 教授
4新潟大学大学院医歯学総合研究科 腎泌尿器病態学分野・准教授
キーワード:
水腎症,CT,MRI,CT urography,レノグラム
Keyword:
水腎症,CT,MRI,CT urography,レノグラム
pp.1619-1622
発行日 2013年7月1日
Published Date 2013/7/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201307005
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
水腎症は何らかの原因により尿路や腎臓に尿がたまって拡張を呈した状態を言う。奇形や腎盂尿管移行部狭窄症,腫瘍や結石など,小児から成人までのさまざまな疾患に伴って起こる。
超音波検査,CT(computed tomography),MRI (magnetic resonance imaging),排泄性尿路造影,核医学検査などの画像検査によって,形態評価や質的診断,機能評価ができるため,スクリーニングや原因診断のみならず,経時的変化の評価,合併症の検索,腎機能評価も可能である。