急性膵炎-診療ガイドラインの改訂を受けて
ERCP後膵炎
峯 徹哉
1
,
明石 隆吉
,
川口 義明
,
木田 光弘
,
伊藤 鉄英
,
花田 敬士
,
山口 武人
,
宮川 宏之
,
菅野 敦
,
森實 敏夫
,
竹山 宜典
,
下瀬川 徹
1東海大学 医学部消化器内科
キーワード:
膵炎
,
内視鏡的逆行性胆道膵管造影
,
診療ガイドライン
Keyword:
Cholangiopancreatography, Endoscopic Retrograde
,
Pancreatitis
,
Practice Guidelines as Topic
pp.579-584
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016251543
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ERCPについては偶発症の問題,おもにERCP後膵炎の問題が現在もクローズアップされており,またMRCPの一般化により最近,症例数は減少傾向にあるといわれている.確かにMRCPで診断でき内視鏡的治療を行わない症例にはERCPは行われなくなっている.しかし,ERCP関連手技の応用や普及により,ERCPは今後も胆膵領域にとって重要な手技であることに変わりはないと思われる.ではどうすればよいのか.これについてはERCP後膵炎の診断基準を見直し,より早く治療を行い救命することと同時に,いかに重症のERCP後膵炎を生じさせないか,その予防法を検討する必要がある.
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