IBDと合併症
腸管外合併症 結石
生野 浩和
1
,
平田 一郎
1藤田保健衛生大学病院 消化管内科
キーワード:
Calcium
,
Crohn病
,
Magnesium
,
砕石術
,
大腸炎-潰瘍性
,
胆嚢切除
,
尿路結石
,
胆石
Keyword:
Cholecystectomy
,
Crohn Disease
,
Colitis, Ulcerative
,
Lithotripsy
,
Urinary Calculi
,
Gallstones
,
Magnesium
,
Calcium
pp.615-619
発行日 2013年4月20日
Published Date 2013/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013223233
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潰瘍性大腸炎とクローン病を包括する炎症性腸疾患(IBD)は消化管病変のみならず,全身のいたる場所にさまざまな腸管外合併症を引き起こす.胆石や尿路結石もその一つである.胆石の合併頻度はクローン病では約4.6%,潰瘍性大腸炎では約5%といわれている.尿路結石の合併頻度はクローン病では約6.7%,潰瘍性大腸炎では約3.4%とされている.いずれもIBDに多い合併症の一つといえる.本稿ではそれらの発生頻度に加えて,成因,治療についても解説する.
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