後期高齢透析患者の看護のあり方を再考する
老年看護学総論 高齢者の尊厳ある生を支える看取り
長江 弘子
1
1千葉大学 大学院看護学研究科エンド・オブ・ライフケア看護学
キーワード:
高齢者看護
,
長寿
,
ターミナルケア
,
虚弱高齢者
,
人間の尊厳
,
ホスピス看護と緩和ケア看護
Keyword:
Geriatric Nursing
,
Longevity
,
Terminal Care
,
Frail Elderly
,
Personhood
,
Hospice and Palliative Care Nursing
pp.277-283
発行日 2016年3月10日
Published Date 2016/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016234787
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高齢者の尊厳ある生を支える看取りとは,これまでどのように生き,これからどう生きたいかという時間軸で人生を捉えその人の生き方を支えるケアのプロセスといえる.このことは単に身体的な老化のみならず,人間としての「老い」という自然な営みを受け入れ穏やかにそして最期まで豊かな時間を過ごし人生の幕引きをすることに意味がある.それゆえ看護師はその人の存在の証として社会関係や価値観を反映した暮らしを大切にしつつ安全で快適な生活が最期まで継続するように,その人へのケアと支える環境を創りだしていくことが重要である.
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