ケース・スタディ
高カルシウム血症による意識障害に対し血液透析を用いて治療を行った1例
丸山 遥
1
,
持田 泰寛
1
,
大竹 剛靖
1
1湘南鎌倉総合病院腎臓病総合医療センター
キーワード:
高カルシウム血症
,
原発性副甲状腺機能亢進症
,
異所性副甲状腺腫
,
血液透析
Keyword:
高カルシウム血症
,
原発性副甲状腺機能亢進症
,
異所性副甲状腺腫
,
血液透析
pp.553-559
発行日 2024年5月10日
Published Date 2024/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000002987
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症 例:70歳,女性 主 訴:意識障害 既往歴:2型糖尿病,脂質異常症,便秘症,胃食道逆流症 内服薬:エンパグリフロジン10 mg,リナグリプチン5 mg,ロスバスタチンカルシウム2.5 mg,ビベグロン50 mg,アスピリン/ランソプラゾール配合剤,酸化マグネシウム330 mg 3錠分3 サプリメント:ビタミンB6/B12配合錠,ビタミンC 家族歴:特記事項なし 生活歴:喫煙歴なし,飲酒なし アレルギー:花粉症 現病歴:来院1週間ほど前から食思不振と体動困難があり,トイレまで這って移動していた.来院3日前,体調不良のため会社に欠勤連絡をした.当院来院2日前,会社を無断欠勤したため会社から長男に連絡があり,長男が自宅に行ったところ,リビングで患者が倒れていた.呂律がまわっておらず,起立困難のため長男が救急要請をし,他院に搬送された.
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