特集 近未来の透析医療
2.未来の透析室・透析機器の展望(4)災害時に使用可能な携行型透析機器
小久保 謙一
1
,
小林 こず恵
1
,
山根 隆志
2
,
山本 健一郎
3
,
松田 兼一
4,5
1北里大学医療衛生学部
2産業技術総合研究所
3川崎医療福祉大学
4山梨大学医学部救急集中治療医学講座
5八王子北クリニック
キーワード:
携行型血液浄化装置
,
血液濾過
,
極細中空糸
,
小型遠心ポンプ
Keyword:
携行型血液浄化装置
,
血液濾過
,
極細中空糸
,
小型遠心ポンプ
pp.459-464
発行日 2020年5月10日
Published Date 2020/5/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000001257
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災害時に使用可能な携行型血液浄化装置としては,小型で消費電力が少なく,バッテリー駆動が可能で,操作が簡単で,長時間使用可能な装置が望まれる.われわれは極細中空糸を用いた小型フィルタと小型遠心ポンプを用いて,携行可能な血液浄化装置を開発している.現在のところ,2 週間ほどの長期にわたって連続治療が可能な装置が開発できた.今後さらに改良を重ね,臨床で使えるレベルの装置にしていきたいと考えている.
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