投稿論文 症例集積研究
小児総合医療施設における手術中止症例の検討
篠崎 友哉
1
,
五十嵐 あゆ子
,
川名 信
,
菊地 千歌
,
井口 まり
1宮城県立こども病院 麻酔科
キーワード:
感染
,
季節
,
前向き研究
,
待期的手術
,
年齢因子
,
予約と予定
,
小児外科
Keyword:
Appointments and Schedules
,
Age Factors
,
Elective Surgical Procedures
,
Infections
,
Prospective Studies
,
Seasons
pp.1065-1071
発行日 2021年10月10日
Published Date 2021/10/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2022003872
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小児手術の中止は、保護者や手術室の運営に影響を与える。今回、当院の2018年度手術申し込み症例における中止の割合や理由、関連因子、影響を前方視的に調査した。中止率は9.7%、理由は主に体調不良で、幼児や秋に高率であった。中止症例の約80%以上で最終的に手術は行われたが、延期期間は1ヵ月以上で、期間が長いほど術前検査が再度行われた。小児患者では、幼児や秋を中心に術前から体調管理に注意する必要がある。
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