投稿論文 臨床経験
術後死亡患者遺族への死の質調査 Good Death Inventoryの実現可能性と信頼性の検討
佐藤 眞理子
1
,
位田 みつる
,
内藤 祐介
,
川口 昌彦
1奈良県立医科大学 麻酔科学教室
キーワード:
質問紙法
,
家族
,
死別
,
術後期
,
ターミナルケア
,
前向き研究
,
アウトカム評価(保健医療)
,
待期的手術
,
実現可能性研究
Keyword:
Feasibility Studies
,
Family
,
Elective Surgical Procedures
,
Outcome Assessment, Health Care
,
Bereavement
,
Terminal Care
,
Prospective Studies
,
Postoperative Period
pp.616-619
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020278887
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術後死亡患者の死の質の評価が可能であるかを目的とし、2016年4月から2017年7月の間に麻酔科管理で予定手術を受けた55歳以上の患者を対象に、手術3ヵ月後と1年後に生存確認し、死亡の場合は患者家族へ質問票を送付し死の質を評価した。死の質は短縮版Good Death Inventoryを用いた。質問票の回収率は61.8%、クロンバックのα係数は0.777と周術期においても有用な評価方法であると示された。また、一部の項目を除外すると信頼性が高まることも示された。
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