特集 大災害と子どもたち――Excluded and Invisible Ⅰ
災害対応のインフラストラクチャ
9.大規模災害対策情報システム(PEACE)
西ケ谷 順子
1
,
津田 尚武
2
,
植田 彰彦
3
,
岩橋 尚幸
4
,
井箟 一彦
4
1国家公務員共済組合連合会東京共済病院婦人科
2久留米大学産婦人科学講座
3京都大学婦人科学産科学教室
4和歌山県立医科大学産科婦人科学教室
pp.590-593
発行日 2025年6月1日
Published Date 2025/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003483
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
日本産科婦人科学会では,東日本大震災での支援をきっかけに,専門委員会を立ち上げ,支援を行ってきた.そのなかで大規模災害対策情報システム(Perinatal Early Assessment and Communication system for Emergency:PEACE)を開発し,2017年5月にリリースした.
これにより災害関連情報の一元化が可能となり,全国各地で多発している災害や小児周産期リエゾン養成研修会において活用され,災害時の産婦人科・新生児科における支援活動に必須のツールとなっている.その後2024年7月1日に刷新され,さまざまな機能が充実した.本稿では,システムの概要および機能について説明する.

Copyright © 2025, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.