社会小児科学
小児病院におけるホスピタル・ファシリティドッグの活動
権守 礼美
1,2
1認定NPO法人シャイン・オン・キッズ
2国立成育医療研究センター
pp.286-292
発行日 2025年3月1日
Published Date 2025/3/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003391
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ホスピタル・ファシリティドッグは,1つの決まった病院で専属で活動するために専門的な訓練を受けたイヌのことである.同じく専門の研修過程を修了した臨床経験のある医療従事者のハンドラーとともに医療チームの一員として,個々の患者のニーズに応じた,より専門的で臨機応変な動物介在療法を提供している.その活動は多岐にわたり,処置や検査,治療をサポートするだけでなく,日常を支え,児にとって成長発達する場であることも忘れず,よりよい環境を提供する.またその活動の継続にあたっては,ファシリティドッグチームだけでなく,ともに働く医療従事者がファシリティドッグを理解し,医療安全・感染対策を遵守している.

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