症例
高度徐脈に対してドブタミン塩酸塩が有効であった百日咳の乳児例
及川 裕之
1
,
肥沼 悟郎
1,2
,
玉井 直敬
3
,
佐々木 万里恵
1
,
坂口 友理
4
,
高橋 孝雄
1
1慶應義塾大学医学部小児科
2国立成育医療研究センター病院器官病態系内科部呼吸器科
3東京都立小児総合医療センター呼吸器科
4東京都立小児総合医療センター神経内科
キーワード:
百日咳
,
徐脈
,
ドブタミン塩酸塩
Keyword:
百日咳
,
徐脈
,
ドブタミン塩酸塩
pp.1025-1028
発行日 2020年6月1日
Published Date 2020/6/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000001386
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乳児の百日咳では息詰め発作によるチアノーゼ・徐脈が問題となる.気管挿管・人工呼吸管理下にもかかわらず心拍数30回/分程度の高度徐脈発作を繰り返した乳児百日咳の症例に対し,ドブタミン塩酸塩(DOB)の持続投与が発作頻度の低下・重症度の改善に有効であったため報告する.
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