スポーツ医学 つれづれ草
さうなきものにて
武藤 芳照
1
Yoshiteru MUTO
1
1東京健康リハビリテーション総合研究所,所長
pp.1085-1085
発行日 2024年8月1日
Published Date 2024/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000003096
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江戸時代の俳人山口素堂(1716年,75歳没)の有名な作「目には青葉 山ほととぎす はつ鰹」。目には青葉が映え,耳には山からほととぎすの声がさわやかに聞こえ,口(舌)には,旬の初鰹が美味しくいただける季節と,3つの季語を意図的に重ねて初夏が鮮やかに律動的に描写されている。さらに深く読み込むと,「風物には,いずれも旬がある」 「物事には,それぞれに最も適した時期がある」ことを教えてくれているように思う。
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