連載
今月の症例
小山 奈緒美
1
,
山 直也
1
,
小野寺 麻希
1
,
小野寺 耕一
1
,
畠中 正光
1
,
山本 元久
2
,
志谷 真啓
3
,
杉田 真太朗
4
1札幌医科大学附属病院放射線診断科
2同 免疫・リウマチ内科
3同 消化器内科
4同 病理診断科
pp.1111-1114
発行日 2017年8月10日
Published Date 2017/8/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000000090
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
画像所見 腹部造影CT(図1A〜C)では,B2 およびB3は末梢まで拡張しており,左葉外側区の肝鎌状靱帯近傍からP2 およびP3 に沿って広がる境界明瞭で遷延性に軽度造影される病変(図1A,B,C:→)を認めるが,病変主座は肝実質内なのか拡張胆管内なのかは不明であった。軽度の左葉外側区域萎縮も認めた。ERC(図1D)では,B2 およびB3 は根部しか造影されず(→),B2/B3 分岐部よりやや末梢に病変があると考えられた。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.