特集 小児外科における消化器内視鏡外科手術
胆道閉鎖症に対する腹腔鏡下肝門部空腸吻合術
内田 広夫
1
,
田中 裕次郎
1
,
田井中 貴久
1
,
城田 千代栄
1
,
住田 亙
1
,
村瀬 成彦
1
1名古屋大学大学院医学系研究科小児外科学
キーワード:
胆道閉鎖症
,
腹腔鏡
,
葛西手術
Keyword:
胆道閉鎖症
,
腹腔鏡
,
葛西手術
pp.861-870
発行日 2018年5月15日
Published Date 2018/5/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000707
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胆道閉鎖症に対する肝門部空腸吻合術は,1959年,世界に先駆けて本誌「手術」に葛西によって初めて報告された1)。その後,1968年にJournal of Pediatric Surgeryに葛西によって世界に発信され,この手術が行われるまでは,治療の方法がなくほぼ100%が亡くなっていた胆道閉鎖症の子どものうち約半数が,この手術のみによって助かるようになり,現在では世界共通の標準術式となっている2)。
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