特集 肝移植手術に学ぶ
生体肝移植ドナー手術─後区域グラフト採取術
八木 孝仁
1
,
楳田 祐三
1
,
吉田 龍一
1
,
信岡 大輔
1
,
藤原 俊義
2
1岡山大学病院肝・胆・膵外科
2岡山大学大学院消化器外科
キーワード:
生体肝移植ドナー手術
,
後区域グラフト
,
肝容積
Keyword:
生体肝移植ドナー手術
,
後区域グラフト
,
肝容積
pp.1383-1388
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.18888/op.0000000203
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後区域グラフトはとくに成人生体肝移植において,移植予後を左右する過小グラフト症候群の成績を改善する目的で成人生体肝移植に応用され,2001年,Sugawaraらによって最初に報告された1)。その後,諸家によって報告されているがその頻度は多く見積もっても成人生体ドナーの2〜20%以下であり,生体移植技術が安定的発展を遂げつつある現在においてもなお,必ずしも増加しているとはいえない2,3)。
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