特集 角膜知覚を極める
1 角膜の神経分布
高取 真吾
1
1松山大学大学院 医療薬学研究科 臨床薬学
キーワード:
角膜輪部血管
,
腫瘍新生血管
,
血管周囲神経
,
神経間相互作用
,
神経成長因子(NGF)
,
抗腫瘍作用
Keyword:
角膜輪部血管
,
腫瘍新生血管
,
血管周囲神経
,
神経間相互作用
,
神経成長因子(NGF)
,
抗腫瘍作用
pp.1303-1308
発行日 2020年11月5日
Published Date 2020/11/5
DOI https://doi.org/10.18888/ga.0000001912
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ヒトの角膜は,知覚神経や自律神経など豊富な神経支配が認められている1)。角膜神経の大部分は知覚神経から構成されており,三叉神経(第V脳神経)の第一枝である眼神経(V1)から分岐して,角膜実質内において上皮下神経叢を形成し,その上行枝が角膜上皮細胞層へ到達している。In vivo共焦点顕微鏡法を用いた検討において,ヒト角膜神経は6-12時方向を主として,5-11時,1-7時,3-9時,2-8時および4-10時の各方向から角膜中央下へ伸長していることが確認されている2)~4)。
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