綜説
視野検査の過去・現在・未来
松本 長太
1
1近畿大学 医学部眼科学教室
キーワード:
検眼鏡検査
,
自動車運転
,
社会保障
,
視野検査
,
視覚障害
,
ソフトウェア
,
感覚閾値
,
アルゴリズム
,
診断用機器
,
免許
,
光干渉断層撮影
Keyword:
Algorithms
,
Automobile Driving
,
Licensure
,
Ophthalmoscopy
,
Sensory Thresholds
,
Social Security
,
Software
,
Vision Disorders
,
Diagnostic Equipment
,
Tomography, Optical Coherence
,
Visual Field Tests
pp.179-187
発行日 2016年2月5日
Published Date 2016/2/5
DOI https://doi.org/10.18888/J00293.2016187243
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自動視野計の普及に伴い、視野検査の定量的評価が進み、測定技術ならびに測定結果の解析に関連する様々な研究が推し進められてきた。視野検査の歴史的背景を振り返り、現在の各種視野検査法の概要、さらに今後の視野検査の展望について述べた。今後、さらなる高齢化社会を迎えるにあたり、緑内障をはじめとする潜在的な視野障害症例の増加が危惧されている。免許取得、高齢者講習などの局面において、視野障害を有する症例の検出、シミュレーターなどを用いた運転能力に関する適性評価などの環境整備が望まれる。
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