特集 高齢者・超高齢者慢性疾患に対する手術適応と手術の実際 大都会と地方での比較
高齢者・超高齢RA患者に対する手術適応と手術の実際 都会 頚椎疾患患者への手術適応と手術の実際
金谷 幸一
1
,
中津井 美佳
,
加藤 義治
1東京女子医科大学 医学部整形外科
キーワード:
関節リウマチ
,
頸椎
,
脊椎固定術
,
脊椎疾患
,
高齢者
,
治療成績
,
椎弓形成術
,
Kaplan-Meier法
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Cervical Vertebrae
,
Aged
,
Spinal Diseases
,
Spinal Fusion
,
Treatment Outcome
,
Laminoplasty
,
Kaplan-Meier Estimate
pp.10-19
発行日 2010年10月1日
Published Date 2010/10/1
DOI https://doi.org/10.18885/J00282.2011044256
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1991年10月~2009年12月までに著者らが頸椎手術を行った70歳以上の関節リウマチ(RA)患者36例の手術成績、および生命予後の予後不良因子から頸椎手術の適応について検討した。その結果、高齢RA患者では術後の歩行能力獲得が生命予後において特に重要な因子であった。また、高齢RA患者における脊髄症状ではRanawat分類Class IIIaのうちに手術すること、あるいはRanawat分類Class IIIbからClass IIIaへ回復が見込めるうちに手術することがより重要で、手術の有用性が引き出せると考えられた。一方、Ranawat分類Class IIIbで術後に回復が見込めない場合には疼痛緩和、呼吸機能改善などの目的で、除痛目的や術後の歩行能力が維持できるならば、患者やその家族が手術によるメリットとデメリットを十分に理解した上で、手術を行うべきだと考えられた。

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