特集 循環器疾患バイオマーカー 有用性と可能性
診る4
急性冠症候群ガイドラインにおける心筋トロポニンはどのように使うべきか?
井上 健司
1
1順天堂大学医学部附属練馬病院循環器内科
キーワード:
高感度トロポニン
,
急性冠症候群
,
0-hour/1-hour アルゴリズム
,
リスク層別化
,
救急診療
Keyword:
高感度トロポニン
,
急性冠症候群
,
0-hour/1-hour アルゴリズム
,
リスク層別化
,
救急診療
pp.944-949
発行日 2020年10月9日
Published Date 2020/10/9
DOI https://doi.org/10.18885/HV.0000000314
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急性冠症候群(acute coronary syndrome:ACS)は,ST 上昇型心筋梗塞(ST elevation myocardialinfarction:STEMI),非ST 上昇型心筋梗塞(non-ST-elevation myocardial infarction:NSTEMI)と不安定狭心症(unstable angina:UA)の3つの病態の総称だが,診断名の変遷にはトロポニンの高感度化が大いに影響を与えた。診療における高感度トロポニンは,ベイズの定理に基づき連続測定が大変有用となる。
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