特集 いまさら聞けない 正常解剖+ノーマルバリアント:腹部
序説
福倉 良彦
1
1川崎医科大学 機能・代謝画像診断学教室
pp.421-421
発行日 2026年4月26日
Published Date 2026/4/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000003350
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われわれが日常の腹部画像診断を行ううえで,最も基本でありながら常に立ち返るべきものとして「正常解剖」と「ノーマルバリアント」がある。肝・胆・膵,泌尿器,生殖器,消化管,さらにはそれらを支える間膜や脈管系に至るまで,腹部領域には実に多彩な正常構造とその変異が存在する。これらの多くは生理的あるいは発生学的背景を有するが,ときに病変ときわめて紛らわしい像を呈し,診断を迷わせる。さらに,正常と異常の境界は必ずしも明瞭ではなく,その見極めには知識の蓄積だけでなく,画像の本質を丁寧に読み解く姿勢が求められる。

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