特集1 photon-counting detector CT最新症例集
序説
粟井 和夫
1
1広島大学大学院医系科学研究科 放射線診断学研究室
pp.19-19
発行日 2024年1月26日
Published Date 2024/1/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000001543
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2000年代に開発が始まったphoton–counting detector CT(PCD–CT)は,2021年にシーメンスヘルスケア社が他社に先駆けて世界で初の実用機をリリースした。日本では,2022年6月に東海大学医学部附属病院で導入されたのを皮切りに,現在では8台以上のPCD–CTの実用機が稼働していると聞く。一方,今年に入って,キヤノンメディカルシステムズ社は国立がん研究センター東病院で,富士フイルムメディカル社は千葉大学で,プロトタイプのPCD–CTによる臨床研究を開始した。海外では,GEヘルスケア社,フィリップス社もPCD–CTの臨床研究をすでに開始している。
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