雑誌文献を検索します。書籍を検索する際には「書籍検索」を選択してください。

CLINICAL IMAGIOLOGY Volume 37, Issue 12 （December 2021）

臨床画像 37巻12号（2021年12月発行）

特集これを見つけたら即対応重要疾患を読影で見きわめる

中枢神経領域池辺洋平 ¹ , 藤間憲幸 ¹ , 工藤與亮 ² ¹北海道大学病院放射線診断科 ²北海道大学大学院医学研究院放射線科学分野画像診断学教室キーワード：椎骨動脈解離（vertebral artery dissection） , 静脈血栓症（cerebral vein thrombosis） , メトロニダゾール脳症（metronidazole–induced encephalopathy） , 低髄液圧症候群/脳脊髄液漏出症（spontaneous intracranial hypotension syndrome/CSF hypovolemia syndrome） Keyword: 椎骨動脈解離（vertebral artery dissection） , 静脈血栓症（cerebral vein thrombosis） , メトロニダゾール脳症（metronidazole–induced encephalopathy） , 低髄液圧症候群/脳脊髄液漏出症（spontaneous intracranial hypotension syndrome/CSF hypovolemia syndrome） pp.1390-1402

発行日 2021年12月26日 Published Date 2021/12/26

DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000791

PDF(2946KB)

有料閲覧

文献概要
1ページ目
参考文献

椎骨動脈解離は種々のシーケンスを用いて解離を同定する必要があり，3D–TSE（turbo spin–echo）法T1強調像やMR cisternographyが有用な場合がある。静脈血栓症は正常例や種々の疾患との鑑別が問題となり，診断確定には造影MRV（MR venography）が有用である。メトロニダゾール脳症は小脳歯状核の異常信号が特徴で，詳細な病歴の確認が重要である。低髄液圧症候群/脳脊髄液漏出症は髄液減少に伴う特徴的な所見を積極的に検索することで診断できる。