特集1 地力が伸ばせる腹部画像診断:消化器・肝・胆・膵
直腸
小澤 瑞生
1
,
近藤 浩史
2
1国立がん研究センター中央病院 放射線診断科
2帝京大学医学部付属病院 放射線科
キーワード:
直腸癌(rectal cancer)
,
肛門周囲膿瘍(perirectal abscess)
,
痔瘻(anal fistula)
Keyword:
直腸癌(rectal cancer)
,
肛門周囲膿瘍(perirectal abscess)
,
痔瘻(anal fistula)
pp.92-97
発行日 2021年1月26日
Published Date 2021/1/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000528
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直腸・肛門部疾患において画像診断に求められる最も大きな役割は,直腸癌を含む悪性腫瘍の病期診断である。局所進行度診断にはCTよりもMRIが適しており,その画像所見の理解は重要である。肛門周囲膿瘍,痔瘻の多くは体表から診断が可能であるが,歯状線より高位を首座とする病変では理学的所見のみでの診断は困難な場合が多く,画像診断による進展範囲の評価が求められる。
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