特別特集 新型コロナウイルス感染症(COVID–19)を識る
Ⅱ COVID–19の画像所見【症例2】肺炎(胸膜下癒合影,線状陰影,散布様陰影)
鈴木 美奈子
1
,
西村 有理恵
1
,
安井 一馬
1
,
関口 由佳
1
,
鈴木 皓佳
1
,
藤井 佳美
1
1藤沢市民病院 放射線診断科
pp.1304-1305
発行日 2020年11月26日
Published Date 2020/11/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000472
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胸膜下癒合影,線状影をみた軽症例 患者:40歳代,男性。 経過:発熱あり,翌日保健所に連絡し,他院で胸部X線検査施行,PCR検査は施行されなかった。発熱が継続し,8日目に再度保健所に連絡し,他院にてPCR検査を受け,陽性と判明し,当院入院となる。 入院時現症:BT 36.9℃,SpO2 95%,WBC 6,600/μL,Neut 79.9%,Lymp 14.8%,CRP 7.0mg/dL 既往歴:なし 臨床重症度診断:軽症 CT所見(発症9日後):両側性に上肺野胸膜下に癒合する帯状のすりガラス影を認める。下肺野背側の胸膜下の帯状影内(左下葉)にはcrazy paving,右下葉にはlinear shadowを認める。
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