Current Topics 超高精細CTの画像診断
2. 超高精細CTを用いた中枢神経領域における細動脈の描出と臨床応用
永田 紘之
1
,
大野 良治
1
,
外山 宏
1
,
村山 和宏
2
,
大野 良治
2
1藤田医科大学医学部 放射線医学
2藤田医科大学医学部 先端画像診断共同研究講座
pp.927-930
発行日 2020年8月26日
Published Date 2020/8/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000352
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超高精細CT(Aquilion PrecisionⓇ,キヤノンメディカルシステムズ社)は,従来型検出器CTと比較して面内分解能で1/4となる0.25mm検出器を搭載しており,高い空間分解能を有した画像を得ることができる。これまで頭蓋内細動脈,Adamkiewicz動脈,冠動脈,肺病変など,超高精細CTを用いた微細構造の描出に関する有用性について報告されている。本稿では,超高精細CTによる頭蓋内細動脈およびAdamkiewicz動脈の臨床画像を提示し,既存の画像検査法と比較しながら,脳神経領域における超高精細CTの臨床的有用性について概説する。
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