特集 画像診断における脂肪の意味:存在からその意義まで
泌尿器疾患
秋田 大宇
1
,
若井 理可子
2
,
陣崎 雅弘
1
1慶應義塾大学医学部 放射線科学教室(診断)
2聖路加国際病院 放射線科
pp.266-279
発行日 2020年3月26日
Published Date 2020/3/26
DOI https://doi.org/10.18885/CI.0000000164
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血管筋脂肪腫(AML)は脂肪の割合やその分布により,さまざまな画像所見を呈することを理解する必要がある。副腎腺腫の診断は細胞内脂質の検出が基本であるが,淡明細胞型腎細胞癌の副腎転移はピットフォールとなる。副腎の骨髄脂肪腫の診断は比較的容易であるが,後腹膜由来の場合は脂肪肉腫との鑑別が困難となる。また脂肪肉腫は画像上,脂肪を検出できない場合もある。
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