連載 X線診断Q&A
X線診断Q&A
河村 一郎
1
1鹿児島大学整形外科講師
pp.975-976
発行日 2026年8月1日
Published Date 2026/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_975
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Question
症 例.15歳,男.
主 訴:腰痛,左殿部痛,脊柱変形.
現病歴:3ヵ月前より特に誘引なく腰痛,左殿部痛が出現し,近医を受診した.鎮痛薬にて経過をみられていたが,腰痛と左殿部痛が増悪し,坐位時は右手の支持が必要となった.前医を再診し,側弯症の診断にて当科へ紹介された.成長発達において特に異常の指摘はなく,併存症は認めない.
初診時所見:独歩は可能であるが,体幹は右に傾斜している.ウエストラインの非対称は著明である.腰痛は下位腰椎に認め,坐位時に増悪する.左坐骨周囲に圧痛や叩打痛を認める.下肢伸展挙上(SLR)テストは左45°で疼痛の誘発を認めた.四肢腱反射の亢進や腹壁反射の左右差,病的反射は認めず,徒手筋力テスト(MMT)もnormalである.
X線所見:図1に当科初診時の脊椎立位連続単純X線像を示す.
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