整形トピックス
がん遺伝子パネルによるfusion gene同定の肉腫における意義
中田 英二
1
1岡山大学整形外科
pp.236-236
発行日 2026年3月1日
Published Date 2026/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei77_236
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1.背 景
遺伝子再構成(rearrangement)により生じる融合遺伝子(fusion gene)には転座(translocation)や欠失(deletion)などがあり,がん遺伝子パネルでもしばしば同定される.肉腫では組織型に特徴的な融合遺伝子が多数同定されており,診断や予後予測,治療選択として有用である1,2).また,kinase fusion(ALK,ROS1,NTRK1/2/3,PDGFR,FGFRなど)は有効な治療標的となる2).NTRK fusionの肉腫における発現は全体で約1%,乳児型線維肉腫で91~96%と報告されている2~4).TRK阻害薬エヌトレクチニブと,ラロトレクチニブ硫酸塩は保険適用である.
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