整形トピックス
脊髄損傷に対する顆粒球コロニー刺激因子を用いた神経保護療法
國府田 正雄
1
1筑波大学整形外科
pp.1066-1066
発行日 2022年9月1日
Published Date 2022/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_seikei73_1066
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顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)は顆粒球系細胞の分化・増殖・生存促進などの作用を有する増殖因子であるが,脊髄損傷に対しても動物実験レベルでは有効である.また,drug repositioning strategyに基づいた臨床研究では,自主臨床試験phase Ⅰ/Ⅱa「急性脊髄損傷に対する顆粒球コロニー刺激因子を用いた神経保護療法」で安全性を確認し,さらに「脊髄損傷に対するG-CSF療法の多施設前向き・非ランダム化・非盲検化比較対照試験」で有効性を示唆する所見を得た.
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